ユノハナガニは深海で棲むカニです。深海といえば、人間では水圧に負けてしまうので、入ることはできないくらい、水圧がかなりすごいですよね。でも、水族館で見ることもできるユノハナガニは、地上の水族館であれば、水圧こそかかっているとは思いますが、そこまでの水圧はかかっていないはずです。それでも生息できるのは、なぜなのか気になりますよね。今回はそんなユノハナガニの水圧の謎について考えていきたいと思います。
ユノハナガニとの水圧の関係性は!?
まずユノハナガニが生息するところは、水深400~1300メートルに生息をしており、深海の海底火山がある場所にしか基本的に棲んでいません。仮に400メートルのところに棲んでいたとしても、1平方メートルあたり約40キロの水圧が体にかかっている計算になります。なぜ、こんな深海に棲んでいるのかというと、普通のカニと同じ推進域では、生存競争が激しく、ユノハナガニが生きるには環境的に不適切と言われているからです。
しかし、神奈川近郊では、江ノ島水族館等で見ることもできますが、ここでの飼育方法は、大好きなお湯こそ流していますが、水圧を40キロもかけていません。それでも生きていけるのです。
カニですから甲羅で身を守っているから等の憶測もできます。しかしながら、実はその謎は解けていません。わからないそうなのです。
でも、水圧がなくても生きていけるので、深海の謎を探るにも良い参考になるでしょう。
まとめ
深海の動物は謎の多い動物が多いのが現実ですね。ユノハナガニも例外ではありません。もちろん深海ですから、人間が直接そこに到達して生態を解明するのはとても難しい海域になります。そう考えると、深海の動物を解明するのは難しいのは当たり前と考えられますね。これから深海の動物を探るためにも、ユノハナガニのような、水圧がかからなくても生存していける動物から解明していくのには、とても良い手段なのではないかと思います。
まだまだ知られざる世界の深海動物の解明に一役かってくれるのではないかと期待してしまいますね。