ユノハナガニは、300度くらいの高温熱水が出る場所の近くで住んでいるカニの仲間になります。300度といえば、かなり熱い温度ですから、そんな温度の近くに棲んでいると聞けば、そんな熱湯の中でも生きていけるのか!?と驚いてしまいます。
今回は、そんなユノハナガニについてまとめていきたいと思います。
ユノハナガニを茹でたら、当然だめです
先ほど、300度の近くの高温熱水が湧き出るところに生息していると言いましたが、詳しくは、高温熱水が湧き出るところの近くの20度くらいのところで生息しています。
ですから、300度の温度に耐えられるカニという訳では全くありません。
ただ、熱水を探知する器官は発達しているので、ユノハナガニが住みやすいであろう場所を探すのはとても長けています。ですから、ユノハナガニを茹でたら、当然茹で上がってしまいます。
ユノハナガニは体に色素がありません。ですから、全身真っ白です。ちなみに茹で上がったとき、色素がない訳ですから、茹でても普通のカニのように赤くはなりません。白いままと言われています。
深海に棲む生物なので、簡単に捕獲することはできません。特殊な潜水艦等で潜って捕獲をしています。深海動物は色々と謎が多く解明できていないため、研究するために捕獲しています。ですから、私たち一般人がユノハナガニを見られるのは水族館くらいです。茹でるところなんて見る機会はないでしょうね。なので、気になったらぜひ水族館に足を運んでみて下さい。
まとめ
ユノハナガニも普通のカニと同じで茹で上がってしまいますね。もちろん普通のカニよりは暖かいところが好きなのでしょうが、それは深海に棲むからこそなのかもしれません。
深海にいるので、眼も退化していますし、体に色素はないというから驚きです。カニといえば赤という固定概念もここで覆されることになりますね。
ユノハナガニを水族館でじっくりと観察したことはないので、水族館に行ったときは、じっくり観察して、どんな生き物なのか私も触れてみたいと思いました。
もちろん茹でるところを見る経験なんてないと思いますので、白いカニを見るためにですよ。