サワガニの足の脱皮は、成長するための過程として捉えられますが、自切というのは、外敵から襲われたとき、逃げる時間を稼ぐためにする行為なのだそうです。このような行動は、トカゲの例が有名ですが、トカゲのしっぽ切りも同じ趣旨のようです。
脱皮と違って、自切は、計画的に行われるものではなく、突発的に何かが起こった際、
身を守るための策として行われているようです。
サワガニの足は自切などで失っても脱皮後また再生する
サワガニの足が自切したあと、そのまま生えてこないなら、大変不便ですよね?
危険から命拾いして、難を脱した後でも、そのあとの生活ができなくなることになるでしょう。
そのため、自切の後には、新しい足が再生するようになっているそうです。
しかし、自切したところから、いきなり足が生えてくるのではなく、透明な膜に
覆われて徐々に膨らんでくるそうです。この中に、まだ成長途中の再生足が含まれているそうです。この足が、脱皮後、通常の足と同じ状態になって生えることになるようです。
サワガニは脱皮後足どころか命を落とすものも多い
サワガニは脱皮に失敗することがあるそうです。サワガニに限らず、カニの中には、そのように脱皮に失敗した挙句命を失ってしまう個体もあるそうです。ザリガニなども、脱皮時に、命をなくすことが多いようです。自切というのは、ノーリスクではなく、ある程度の危険を伴う防御策と言えそうですね。
サワガニの足は脱皮する度に新しいものが生えてくる
サワガニのようなカニ類は、何度でも足を再生できるそうです。
足がちぎれると、傷口が自然にふさがり、またそこから新しい足が生えてくるようです。脱皮を何度も繰り返すと、元通りの状態に戻るそうですから、すごいですよね?しかし、完全に戻るには、時間が相当かかるようです。また、一度に何本も足を失うと、脱皮後の足の再生は不完全なまま元の状態に戻ることはないかもしれないです。
まとめ
サワガニの足は、自切やケガなどで一度失っても、脱皮すればまた元通り再生するとのこと。すごい生命力ですね!ただ、脱皮の際に失敗して命を落とすサワガニも多いそうです。自然の摂理とでも言いましょうか、どんな生物でもリスクは常に
伴っているわけです。人間だけでなく、自然界でも同じことなのですね…