干潟のダンゴ職人なんて呼ばれるコメツキガニ。休日などに家族と潮干狩りに行って広い砂浜に驚くほどたくさんの小さな砂団子を目にした事はありませんか?砂浜にたくさんある砂団子の多くはコメツキガニが作っていると言われていますが砂団子はミナミコメツキガニも作ります。

どっちが作った砂団子か見分けられますか?そんな素朴な疑問などコメツキガニの生態や特徴を知るとすぐに分かります。そこでコメツキガニの特徴など紹介したいと思います。

コメツキガニの特徴

コメツキガニ 特徴

コメツキガニと聞いてもピンとこない事がありますが実際に個体を見たら分かるカニでは無いでしょうか?砂浜にたくさんの砂団子を作る小さいカニは、そう多く居ないので潮干狩りなどに出かけると言う人は一度くらいは目にしていると思います。

でも、じっくり見ている訳では無いので見つけてもハッキリと認識する事が出来ないですよね?そんなコメツキガニですが見て分かる様な特徴は何があるのか?

特徴1、大きさ

コメツキガニはとても小さく動きを止めて砂と同化してしまう事があります。実際、どれだけ小さいのか?コメツキガニは甲長・甲幅とも丸っこい1cmほどの小さな体です。足も入れても2cmくらいととても小さく比較するなら大人の指の第一関節くらいの大きさです。

ハサミの部分は細く先端がフォークの様な形をしていて砂をすくいあげる事に適している形となっています。砂の中に溜まる有機物やプランクトンなどを食べるのに適しております。

特徴2、コメツキガニの色

砂団子はたくさんあるけどコメツキガニが見当たらないと思われる体色は生息環境に馴染んだものとなっています。背面には灰色地や褐色地で黒や白の斑点が不規則に散在していて一見、砂地と見間違えます。ですがハサミの先や腹部は赤紫色を帯びています。

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特徴3、砂団子

最も特徴的で多くの人が分かる事と言えば『砂団子』を作ることですよね。潮間帯に砂浜に広がる砂団子はとても素晴らしいと言える光景だと思います。砂団子はどの様に作られるのかと言うとコメツキガニが砂に付いた有機物やプランクトンを食べる為に口に含み濾して残った砂を溜めて丸めて出すと言われています。観察していると意外と早いペースで砂団子を量産しているので驚くかと思います。

特徴4、生息場所

基本的にコメツキガニは河口や内湾など砂浜に生息しています。ミナミコメツキガニも河口で生息していますがコメツキガニとの違いは巣穴があるかどうかでも見分けられますが体色も違うので判断は容易にできます。

まとめ

コメツキガニは巣穴を掘って砂団子が周りにあればそこに居ると言われています。何かが近づくとすぐに巣穴に戻ろうとしますがスナガニよりスピードは遅いので見つけられると思います。大きな特徴は砂浜と同化した模様の甲羅ですので見つけたいなら良く見て探しましょう。

 

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