様々な種類がいるカニの中でも特殊な生態を持つアカテガニを知っているだろうか、このカニを飼育することは、難しいことなのか。

アカテガニの飼育に必要な道具には何があるのか、紹介しよう。

最初は水槽だが、水浴び場所と木や石などアカテガニが隠れられるものを入れても余裕がある水槽であるとよい。

次に水浴び場はプラスチックよりも陶器の方が重さもあるので良いだろう、またエサ皿、砂利、敷石も必要になってくるだろう。

水浴び場や砂利は定期的に交換が必要となってくるが、水浴び場の水は淡水でもよいため特に気を付けることはないだろう。

また、寒い地域に住んでいる方はヒーターなどを使って水槽内の温度を5℃以上に保たなければいけない。

最後にアカテガニが好むエサを紹介していきたい。

アカテガニが好む餌とは

アテガニ 餌

アカテガニは通常、木の下などに隠れて落ち葉などを食べて生活するが、小魚や小動物なども食べるため植物食の強い雑食性であると考えられる。

カニなどの甲殻類の甲羅はカルシウム由来の成分が多く含まれており、この甲羅で乾燥から身を守っているため、アカテガニのエサにもカルシウムは必須となってくる

基本的には、野菜類や市販のカニの餌を与えつつ煮干しやイカなどの動物性のものでカルシウムを補いながら与えるようにした方が良い。

しかし、ホウレンソウやタケノコに含まれるシュウ酸はカルシウムの吸収効率を下げるとも言われているので与えるのは控えた方が良いだろう。

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まとめ

アカテガニは、特殊な生態を持っているが飼育に関しては特に難しいという事はなく、定期的な水槽の清掃とエサの管理をしっかりとしていれば基本は大丈夫だろう。

他に気を付けなければいけないことは、アカテガニは食欲旺盛な雑食性のため複数匹を一緒に水槽に入れておくと共食いをしてしまうことがある事だ。

また数年に一度は脱皮をするアカテガニは、脱皮前にエサを食べなくなる傾向があり、脱皮の後の1週間ほどは体力がなくなっており、体はとても柔らかくなっているため触ると弱ってしまう。

この2点に気を付けていれば、10年ほどは生きてくれるだろう。

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