スナガニは、日中砂の中で隠れて夜活動するカニです。また日中お目にかかれても、すぐ逃げてしまい、スナガニを観察するのはとても難しいのが現状です。でもカニも生き物ですから、何か餌を口にして生きているのですから、見ることはできなくても非常に興味深いものです。今回は、そんなスナガニがどう餌を食べ、どのようにして生きているのか調べてまとめていきたいと思います。
スナガニってどんな食べ方するの?見てみたい!スナガニの食べる姿!
スナガニは、普段砂の穴の中で生活をしています。海辺を歩いているとプチプチと穴が開いているのがわかりますが、これがスナガニが住む穴になります。
またその近くをよく見てみると、砂のダンゴのようなものも目にすることができます。もちろん砂を掘ってできた砂の山もあるかもしれませんが、実は食事のあとのダンゴということもあるのです。
スナガニは3センチ程度と小さいことからも想像できるように、主な食べ物は砂の表面についている目で見えないくらいの小さな植物をたべています。小さいほうのハサミで、その餌をすくって口に持っていき、口にある、唇のようなもので上手に餌と砂を仕分けて摂取していくのです。もちろん食べられない部分、砂等ですが、それをダンゴのようにして捨てるのです。
先ほど、唇のようなもので餌と餌ではないものを仕分けると言いましたが、歯がないので、砂の中の有機物や藻類を食べているのです。もちろん、砂浜に生息する小動物も食べたりしますので、草食という訳でもありません。
スナガニは警戒心がとても強いので、いつでも逃げられるようにしつつ、食べるので、巣穴の入り口で食事をとるのです。
まとめ
スナガニが食べている姿は海で見るのはとても難しい気がします。もしも見られたのであればそれはとてもレアケース。見つかったらすぐ巣穴に逃げてしまうのがオチですから。
でも、器用に口の中で仕分けて砂のダンゴを作るところは、技術があるように見受けられるので、見てみたい気がしますね。
家等で飼う時は、餌が上記のようなものではないので、ダンゴができにくいかもしれないですね。観察がかなり難しいスナガニですから、気長にチャンスを狙ってみましょう。