海の浜辺を歩いていると小さいカニを見かけることがあります。そのカニがスナガニと言われている種類になります。浜辺にいるので、海で遊んでいればお目にかかれる種類になるでしょう。でも見かけるカニはすべて同じ種類なのか気になるところですよね。今回はスナガニに焦点を当てて調べていきたいと思います。
スナガニの種類って実はたくさん!?
スナガニ科と調べると比較的多くの種類が所属していることがわかります。例として挙げると、スナガニ、コメツキガニ、チゴガニ、シオマネキ、オサガニなど海岸に生息しているカニの分類群となります。スナガニ科はさらにスナガニ亜科、コメツキガニ亜科、オサガニ亜科、ムツハアリアケガニ亜科という4つの亜科に分けられます。
その中でスナガニ亜科に属しているものは、スナガニ、ミナミスナガニ、ツノメガニなどです。砂浜の潮上帯に穴を掘って生息をしているので、よく海で見かける小さいカニになります。小さい体を守るためなのか、複眼がとても大きく視力がよく、走るのがとても速いのが特徴です。見かけて追いかけても逃げ足はとても速いので追いつくのは大変ですが、持続力はあまりないので、ずっと追いかけていると疲れて休んでいます。
それでは個別に見ていきましょう。スナガニは、主に東アジアの砂浜海岸に生息するカニです。スナガニの色は赤色で甲羅は3センチほどしかなく背中側がやや膨らんだ長方形をしています。足は小柄ながらも長くガッシリした足を持っており、この足で砂浜の走るのを得意としています。潜るのも一瞬で潜れてしまうカニです。
ミナミスナガニは西日本に多く生息しています。甲羅の大きさは3センチとスナガニと変わらず色は白色をしているのが特徴です。またとても大きな違いとしては片方のハサミだけ大きいのが特徴です。
最後にツノメガニですが、このツノメガニは上二つの種類よりも少し大きいです。甲羅の大きさは5センチ程度で、横長の四角形で前後に弱く湾曲しています。鹿児島県より南の地域に住んでいますので、関東圏でお目に抱えるのは難しい種類になります。
まとめ
スナガニを調べていると、逃げ足が速く捕まえるのは困難なカニさんで、私たちの瞬発力がなければ難しいということでした。私もよく海で見かけて小さい頃は追いかけたりしていましたが、いつも逃げ足が速くて捕まえられなかった思い出があります。