砂浜で潮が干いたら活動が始まる浜辺の小さなカニ達ですが、小さいカニながらも一際目立つのが爪の大きなシオマネキ。大きな爪で潮を招いている様に見える事から漢字で『潮招』と呼ばれたり『望潮』と言われていますよね。そんなシオマネキにはどんな特徴があるのか?体や爪の大きさってどれくらいなのか?
そこでシオマネキの大きさに関して紹介したいと思います。
目次
シオマネキの大きさはどれくらい?
潮干狩りがシーズンになると家族連れで砂浜を掘っているところを良く目にしますよね。貝などを探して掘っていると小さなカニも顔を出してくると思います。そんな小さいカニの中に片方の爪が大きなシオマネキと言うカニがいますがシオマネキってどれくらいの大きさがあるのでしょう?
シオマネキの体の大きさは何センチ?
シオマネキは熱帯・亜熱帯域に生息する小型のカニで世界でも約60種、日本では約10種の個体を見ることが出来ます。大きさは種類によって変わってきますが約2〜4cmくらいの甲羅幅があると言われています。足まで含めると2cmくらいのシオマネキは4cmくらいです。
シオマネキの爪の大きさ
立派な爪を持つシオマネキのオスですが、あの爪はどれくらい大きいのか疑問ですよね?多くの個体は自分の甲羅幅と同じかそれより大きいと言われています。縄張りを主張する為に他の個体と喧嘩したり求愛の時に大きな爪を振ってメスにアピールしているとされています。
メスの爪の大きさは?
オスの爪はとても大きな物ですがメスはどうなのか?一般的にシオマネキのオスは片方の爪が大きくなりますがメスの爪は大きくはなりません。基本的に左右対称と言えるでしょう。
シオマネキにはどんな特徴があるのか?
体が小さい、爪が大きい、メスの爪は普通など特徴だらけのシオマネキですが他にはどんな特徴を持っているのでしょう?
警戒心が強い
シオマネキはとても警戒心が強いカニです。潮が干いて巣穴から出てきて活動していても物音がしたらすぐに巣穴に潜ってしまいます。なかなか近くで見ることが出来ないのは人が近付く音に反応して巣穴に戻ってしまう為です。
爪を振り求愛する
オスの大きな爪は色々と説がありますがメスガニへの求愛に使われると言われています。大きな爪を振りメスへのアピールをする為に使われます。もし見つけた時に爪を振っていたら近くにメスが居るのかも知れませんね。
実はハサミは見掛け倒し
シオマネキの爪は見掛け倒しと言われています。ヤシガニなどの爪の様に肉厚な爪だと挟む力もとても強いですがシオマネキの爪は肉厚ではありません。挟む力はそれほど持っていないので大きな爪の割に見掛け倒しと言われています。
まとめ
シオマネキの体や爪の大きさについてまとめてみましたがどうでしたか?大きさの割に力があまり無いと言うのは意外な所ですが大きくする理由は他にあるのでしょう。もし大きな爪を振っているところを見たら求愛しているんだなと思って、そっとしてあげましょう。