潮が引いて干潟が現れるてくると顔を出してくる色々な生き物がいます。その中でも一際目立つのが『小さなカニ』達では無いでしょうか?中でも片方だけ巨大化した爪が特徴的なシオマネキがいますが何故、片方だけ大きいのか理由を知っていますか?

砂団子をたくさん作るコメツキガニなどは有機物などを濾して食べ残った砂を団子にして出す事は知られていますがシオマネキの爪が大きいのはどんな理由があるのか?

そこでシオマネキの爪について調べてみました。

シオマネキハサミの大きさについて

シオマネキ ハサミ 大きさ

シオマネキは熱帯・亜熱帯域に生息する小型のカニの仲間でスナガニ科に属するカニの仲間です。日本では約10種類のシオマネキの仲間がいると言われています。このシオマネキの特徴として片方の爪だけが巨大化するのですが何故、片方の爪だけが大きくなっているのか知ってますか?

オスもメスも爪は大きいのかとか何故、片方だけ大きいのかと疑問はたくさんあります。シオマネキの爪の大きさの秘密は一体なんなのか?

シオマネキの爪はオスもメスも大きいのか?

片方だけ大きな爪が特徴のシオマネキですが、この爪はオスとメスのどちらも片方だけが巨大化し大きくなるのか?実はシオマネキの爪が大きく巨大化するのはオスのみなのです。メスは右も左も同じ大きさで小さいのですがオスだけは片方の爪だけ大きくなります。

なぜオスの爪は大きくなるのか

シオマネキは波打ち際に巣穴を掘り生活をしています。潮が満ちてくると巣穴に戻り潮が干いて砂浜が見えてくると巣穴から出て餌を食べます。そんな生活をしているのシオマネキはなぜ、オスだけ爪が大きくなるのか?

ハサミで蓋をする

巣穴に戻った時に大きなハサミで巣穴を塞いでいるのでは無いかと言う説があります。

体温調節

体内の温度調整のために大きなハサミで体内にこもった熱を逃がしているのでは無いかと言う説。

威嚇の為に大きい

繁殖期にメスを巡って争う行動は動物の世界にはありますよね?その争うときの威嚇の為に大きくなった説。

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メスを呼び寄せる為

繁殖期になると色々な求愛行動があります。シオマネキの場合は大きなハサミを使いメスを誘っているのでは無いかと言う説。

どれも説としてあげられていますが本当の所はまだ分かりません。ですが繁殖期になるとオスは爪を振りながら求愛をするので、求愛の為に大きくなったのでは無いかとも言われています。

初めから爪は大きいのか

シオマネキの大きな爪はいつから大きくなるのか気になりますよね?生まれた時から大きいと思われてしまいますが実は生まれた頃は爪は小さいんです。甲羅幅が5mmを超えた辺りからオスのシオマネキは片方の爪を自ら切り落とすと言われています。

残った爪は成長していきますが切り落とした方は、ある程度の大きさで成長が止まり片方だけが大きくなると言われています。

まとめ

シオマネキのオスは成長段階で片方の爪を切り落とし残った方だけ大きくなると言われています。求愛の時に大きさや形でメスを誘き寄せる為にしているのかも知れませんね。

 

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