イソガニを飼育している、またはイソガニを飼育する事に関して興味があるという方は多いかと思います。
生息地は中国東岸、東南アジアやオーストラリア、ハワイなどですが、もちろん国内でも捕獲する事は可能です。
北海道以南に多く生息しているのですが、基本的には日本各地に存在します。
名前の由来は磯の間などに隠れている事が多いという、そのままの理由です。
なんだか可愛らしいですよね。
そんなイソガニの生体について紹介します。
イソガニの生態
イソガニは磯の間に隠れていると言いましたが、岩の割れ目などにもいますし、転石の下でも見かける事があります。
比較的ふつうに生息していると言えます。
捕獲したい場合は、海水が綺麗な場所で探すと良いですよ。
甲部分は丸みがある四角形をしていて、額が幅広い事が特徴です。
成体の甲幅は25mm程度なのですが、大きな個体となると38mmにも達する場合があります。
しかし、普通に生態しているとはいえ、簡単に捕まえられるわけではありません。
というのも、体の構造的に物陰に隠れやすいのです。
しかも、隠れるのに使っている石をどかせば素早く逃げてしまいます。
そして再び物陰へと隠れてしまうのです。
まさに、警戒心の強いカニなのですね。
なぜこんなにも警戒心が強いかというと、自然界には敵も存在しており、それは鳥類であったりクロダイ、タコなどが挙げられます。
もちろん、自然界のみの敵ですよね。
これらの敵の気配を感じたら素早く逃げていくのです。
それこそ生きるための知恵ではないでしょうか。
とはいえ、コツを掴めば捕獲は可能です。
エサ(生イカの切り身、スルメ)などを針金の先に取り付けた状態でおびき寄せるのです。
この時、イソガニが抵抗をして指を挟むかもしれませんから、トングなどを用意しておくと安心です。
雑食性なので、いろいろな食べ物を食べてくれます。
ペットとして飼育するのに都合が良いですよね。
珍しい食物を餌としていて、なかなか入手困難…では困ってしまいますから。
海藻でも小魚でも貝類でもなんでも食べてくれます。
繁殖期は4月の下旬~8月です。
この時期になると卵を抱えたメスのイソガニを見かける事があるかと思います。
水の変化にはとても敏感です。
水が汚染してしまったり、温度が急激にあがるなどするとイソガニは弱ってしまうので注意をしてあげてください。
自然界では綺麗な海水を好むので当たり前と言えば当たり前ですよね。
まとめ
比較的、身近な存在のイソガニ。
名前の由来もなんだか庶民的で可愛らしいですね。
そんなイソガニですが、柄は少し独特で、地味な色味をしています。
可愛らしいといった見た目ではなかったりするのです。
しかし、飼育をしていくうちに魅力に気が付きます、
顔は愛嬌があるし、動きは可愛らしくコミカルなのです。
そんなイソガニに夢中になってしまうという方も多いようですよ。