脱皮という言葉。
いろいろな意味で使われますよね。
例えば、人間なら新しい自分になる、今の自分から抜け出すという意味で脱皮という言葉を使う事もあります。
では、なぜ生き物は脱皮をするのでしょうか。
その理由は「成長」です。
新しい自分になるという意味では同じなので、それで人間にも脱皮という言葉が使われる場合があるのですね。
しかし、脱皮をするという事は単純な作業ばかりではありません。
殻を脱ぐ、それだけが脱皮ではないのです。
カニが脱皮をした時、カニの体はとても柔らかくなります。
ちなみに確かめようとしてイソガニを触るのは避けてくださいね。
柔らかくなる理由としては、簡単に説明すると「体を大きくするため」なのです。
そんな脱皮ですが、イソガニの脱皮の時期や回数、失敗してしまうとしたら何が原因なのでしょうか。
イソガニの脱皮
カニの脱皮ですが、時期というよりも周期があります。
長くて1年以上の周期で脱皮を行うのです。
タイミング的には、内臓の成長で外の殻を圧迫した時です。
脱皮をした抜け殻は、見た目的に本物のイソガニとあまり変わりません。
なので、初めて見た時は脱皮をしているのか本物のイソガニが動かなくなっているのか分からないかもしれませんね。
それから、脱皮の回数は、食事内容によっても変わるようです。
良質な食事であればあるほど回数も増える傾向にあるのかもしれません。
では、失敗についてです。
脱皮にも失敗があるのです。
もし、脱皮に失敗してしまったらそっとしておいてストレスを与えないように努めてあげてください。
運が良ければ次の脱皮には成功します。
栄養、水槽の中の環境がとても大切です。
脱皮の失敗理由としては、脱皮の邪魔が入ってしまうだとか、イソガニがダメージを受けているだとか、なんらかのトラブルが考えられます。
飼い主さんはできるだけ失敗の要因を作らないようにしてあげてくださいね。
脱皮の失敗はそれだけ大変な事なのです。
まとめ
イソガニが脱皮をすると、カニが増えたみたいで可愛らしく感じる方もいると思います。
本来、イソガニは愛嬌のある可愛らしいカニですからね。
そんなイソガニの脱皮。
絶対に邪魔をする事なく、優しく見守ってあげてくださいね。
何度も言いますが、脱皮の失敗はイソガニにとっては大問題なのです。