生き物の中には、生態などが似ている種類が存在している場合が多くあります。

例えば、大きなくくりでは「カニ」は「エビ」に似ていると言われています。

茹でたら赤くなってしまうところや、アレルゲンが同じなところ、カニアレルギーの方はエビもアレルギーだったりしますよね。
それから脚の数も両者ともに10本だったり…。
共通点はたくさんあります。

このように共通点のある生物が、イソガニの場合はヒライソガニです。
同じカニの仲間なので、大きなくくりでは同じですよね。

では、どこか違いなどはあるのでしょうか。

イソガニとヒライソガニの違い

イソガニ ヒライソガニ 違い

まずは大きさです。
イソガニの方が少し大き目で、甲幅が約35mm。
ヒライソガニは約30mm。

また、住める環境も違います。
イソガニは綺麗な水のある磯で生活しています。
これは、イソガニを知っているという方の中では有名ですね。
しかし、ヒライソガニは内湾等のあまり水の綺麗ではない、水質汚染の進んでしまっている海岸でも生活をする事ができます。
イソガニもヒライソガニも北海道~九州まで広く分布しているのは変わらないのですが、住める環境はかなり違いますね。
この部分はなかなか大きな違いではないかと思います。

そして、捕まえやすさにも違いが見られます。
イソガニの場合は、とても素早いのが基本です。
それに、捕まえられるかな?と思っても、すぐに隠れてしまうのです。
捕まえるのはなかなか困難であると言えるでしょう。

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しかし、ヒライソガニはそれほど素早くはありません。
イソガニよりは簡単に捕まえる事が可能です。
コツは、甲を押し付ける形で掴む事。

とはいえ、イソガニもヒライソガニも捕まえる時に指を挟まれないようにしてください。
ぱっと見ただけで「あ、このハサミに挟まれたら痛いだろうな」と分かるようなハサミを持っていますよね。
トングで捕まえるなどの工夫が必要です。
やはり怪我をしてしまうと大変ですから。

もちろん、同じ部分もたくさんあります。
例えば飼育方法。
水槽の中に砂利を敷いてあげるだとか、カニの隠れる場所を作ってあげる事もとても大切です。
それから海水も必要不可欠ですね。
海水は誰でも用意できるものではないのですが、人工海水はペットショップなどで入手可能です。
作り方も簡単なので安心ですよ。

まとめ

イソガニとヒライソガニは名前も似ているので、似ている部分もたくさんありますが、違う部分も結構あるのですね。

特に住んでいる場所や捕まえ方の違いは大きな違いではないでしょうか。
両方とも、イソガニについて説明する時に重要になってくるポイントでもあるからです。

見た目や飼育方法は似ているのに重要な部分は似ていないなんて、なんだか不思議な感じもしてきますね。

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