食べると美味しい上海蟹、上海蟹の仲間に属するのがモクズガニです。モクズガニも食べると美味しいのが最近では知られてきました。しかしモクズガニには寄生虫がひそんでいる可能性があります。ではどんな寄生虫が潜んでいてどのようなことに注意しなければいけないのかを調べてみましょう。

モクズガニを飼育するうえでの寄生虫対策

モズクガニ 飼育 寄生虫

モクズガニには肺吸虫という寄生虫がいます。この肺吸虫という寄生虫はその名の通り人間に感染すると腸管を突き破り肺にまで達成する寄生虫です。肺だけではなく脳にまでたどり着くことがある恐ろしい寄生虫です。

ちなみに肺吸虫にはいくつかの種類がありますが、日本で肺にまで到達する可能性がある寄生虫はウエステルマン肺吸虫、ベルツ肺吸虫、宮崎肺吸虫の3種類です。モクズガニが感染経路になるのはウエステルマン肺吸虫です。

感染経路としては淡水貝からモズクガニやサワガニ、ザリガニを経て人に感染します。

このことから飼育下のモクズガニに淡水貝を与えなければ防げるかもしれませんが、すでに購入時に感染していることも考えられます。

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が、あまり心配することはありません、肺吸虫は皮膚から直接侵入してくる寄生虫ではないので生で食べたりしない限りは寄生されませんが、飼育中にモクズガニに触ったあとや水槽を掃除したあとは注意が必要です。必ずモクズガニを触ったあとは手洗いをきちんとしましょう。心配であればお湯と洗剤で手を洗ってください。

ちなみにですがモクズガニは食用としても用いられています。その場合はきちんと加熱して料理すれば肺吸虫は死んでしまいますので、問題ないのです。

まとめ

モクズガニには肺吸虫という寄生虫がいるかもしれないということがわかりましたね。

しかし、飼育下でのモクズガニではあまり寄生虫のことは心配しなくていいでしょう。それは肺吸虫が皮膚からは直接入ってこられない寄生虫だからです。飼育下のモクズガニが寄生されていたとしてもモクズガニの体内に寄生している肺吸虫は外に出てくる機会が無いからです。かといって注意を怠っていいかというとそうではありません。

何かの拍子で飼育下のモクズガニが傷を負ってしまったらその傷から感染してしまうということも起こりえますのでモクズガニを触った後や水槽の掃除をしたあとは必ず手洗いして予防に努めめましょう。そしてより良い環境でモクズガニを観察してください。

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