海岸の潮だまりなどで、海藻が動いているのを見たことはないでしょうか。イソクズガニは天敵から身を守る防衛機能として、体中に海藻などを付けて、岩場などでじっと隠れてカモフラージュしていると言われる、すこし変わったカニの仲間のようです。

イソクズガニの特徴などについて調べてみました。

イソクズガニの特徴は?

イソクズガニ 特徴

サイズは3~4センチ程度の小さなカニで、身体中に生えている毛を使って、海藻などを身にまとうようです。また、海藻を身にまとうだけではなく、食用としても利用しているとされています。海藻以外にもサンゴやゴミ、貝殻などを身に着けることもあるようです。

こうした擬態に特化した特徴を持っている為か、動きはとても遅いと言われており、敵に見つかってしまっても逃げるのはあまり得意ではないようです。他の魚類などに攻撃することは殆ど無いとされ、アクアリウムでは混泳させるタンクメイトとして人気だと言われています。

また、床に落ちている他の魚の餌なども好んで綺麗に食べてくれるため、水槽の掃除屋さんと呼ばれているようです。値段も200~300円程度と安価で購入できるため、また、水槽と一緒にカラフルな海藻やサンゴのようなモノを置いておくと、身に着けて見た目でも楽しませてくれるようです。

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イソクズガニは潮だまりでよく見つかる?

カニの仲間の多くは水深の深いところに生息しており、イソクズガニも水深20メートル前後の深い処の岩場にいると言われていますが、擬態している為か、よく浅瀬や潮だまりなどでも見つかることが多いカニのようです。

まとめ

イソクズガニは体中に生えている毛に海藻やゴミなどを付けて、岩場などに生えている海藻に擬態して、外敵から身を守っている少しかわったカニの仲間だという事がわかりました。飼育しても面白いカニのようなので、潮だまりなどで見つけたら、家のアクアリウムのタンクメイトとして是非、カラフルな海藻やサンゴなどと一緒に飼育してみることをお勧めします。

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