カニと言えば、あの特徴的な「ハサミ」。
あるのが当然と、何の違和感もなく今まで過ごしていたと思います。
どんなイメージかと考えると、見るからに強そうな感じがしませんか?
では、実際のところカニのハサミの強度や構造について調べてみました。
分かりやすく書いてみましたので、想像してみてくださいね。
カニ ハサミ 構造
「カニのハサミはどうなってるの?構造とは?」
カニの足は左右5本ずつの10本。その1番上にあるのが「ハサミ脚」です。
回転軸というものが根元にあり、これを中心に時計回り・反時計回りと動きます。
このハサミは肉食の場合、獲物を引きちぎるために大きかったりとサイズも違ってくるのです。これはその種の成長過程で変わってきます。
使い方も色々ですが、基本は食べることに使うのが主です。また、ハサミの内側にノコギリのような歯があるものもあり、よく見ると様々な形をしているのです。
カニのハサミって強い?その秘密は?
様々な種類の成長過程で、力の強い・弱いもありますが、約90種類を超える甲殻類標本を用いてカニのハサミの形と力の強さとの関係性を調べたところ、長さだけではなく付け根の部分が分厚いほど破壊力が強いという研究結果が出ています。
爪の長さに対して厚みの比率が高いほど、挟む力が強くなるというのは、筋肉が発達しててこの原理で効率よく力が加えられるためだと言われています。
カニの中でもヤシガニ・ハナサキガニ・ノコギリガザミなどが、
ハサミの威力は強いと名前が挙がって来ます。
シオマネキというカニは、どちらかのハサミがとても大きくなりますが、これは見た目は凄いけど実は力が強いわけではありません。強い力を持つカニの握力はなんと1t近いものもいるようです。これ、ゴリラよりスゴイと思うと想像を遥かに超えますよね。
まとめ
カニといっても、かなりの種類があり日本だけでも1000種を超えます。
種類はもちろん、個体差もあり様々な形や強さを持っています。
そう思うと、どうなっているのか観察してみたくなりませんか?
身近では海や川で会えることがあるので、そっと近寄って見てみましょう。
種類も調べて分かったりすると、より楽しくカニについて興味が湧きますよ!