カニを飼育するために、必ず必要なものに水があります。カニを飼育するためには、どのような水質で、適切な水温とはどの程度なのでしょうか。
カニの飼育に適している水温は?
カニの飼育で、最もよく見かける種類の一つにサワガニが挙げられるのではないでしょうか。このサワガニを飼育する場合、飼育に適した水温は28℃程度と言われているそうです。
この温度は、真夏に屋外で飼育しているとオーバーしてしまう水温なので、夏の時期には注意が必要です。
確かに、サワガニを捕まえに出かけるときに、炎天下で探すことは少ないのではないでしょうか。
サワガニの住んでいる環境を考えると、夏の季節では涼しい環境で、なおかつ水の冷たい場所が多いのではないでしょうか。
そのような環境を考えると、少し冷たいくらいの水温が好みなのかもしれません。夏の時期は、日の当たらない風通しの良い涼しい場所で飼育するようにしましょう。
一方、冬の時期は凍結に気をつけます。自然の環境では、水温が下がるとサワガニは冬眠をします。
しかし、春の暖かい時期になっても、活動することができなくなってしまう場合もあるそうなので、飼育している場合には、冬眠をしないような環境を保つことが望ましいようです。
実際にはヒーターを取り付けて水温管理を行うと良いそうです。ただし、ヒーターをつけると、温度にムラができてしまう場合があります。
そのような場合にも、サワガニは自分が適切だと感じる場所で活動を行うそうです。
カニを飼育するのに適している水質は?
カニを飼育する場合の水質ですが、サワガニについては、真水を使うということです。捕まえた川や水辺が近所にある場合には、その場所の水を汲んできて使うのが理想のようです。
しかし、近所にない場合には水道水で構わないようです。ただし、汲み置きをしておき、カルキ抜きを行うようにしてください。海で捕まえた場合には、海水を使うようにしましょう。
サワガニと同様に、捕まえた場所が近所であればその場所の海水を。近所にない場合には人工海水でも構わないそうです。間違っても真水を使わないように注意が必要です。
まとめ
カニを飼育する場合、捕まえた場所の環境に近いものを作ってあげることが重要なようです。水温も水質も捕まえた場所と同様になるように設定してあげると良いそうです。水温は高温になりすぎないように注意が必要なようです。
冬の時期も、低温になりすぎると冬眠してしまう恐れがあるため、ある程度の温度を保つようにしてあげる必要があるそうです。水質も、住んでいた場所の水が手に入るのであれば、その場所の水を使うことが最も望ましいようです。