カニというと、川原や海、磯を思い浮かべますよね。しかし、実は山にもカニは生息するそうです。では山に生息するカニは一体どのような特徴があるのでしょうか。

カニが山に生息する?

カニ 山 生息 種類

カニの種類の中で、ほとんどのものが海に生息しています。しかし、中には川や干潟に生息している種類もあります。その中で、森に生息するめずらしカニがいるそうです。

そのカニは、アカテガニという種類で、さるかに合戦のモデルにもなったカニのようです。

カニは通常、水分を介して呼吸を行う鰓呼吸をしていますが、陸上に住むこのアカテガニも同様にえら呼吸を行います。

わずかな水分を循環させて呼吸をおこなっています。少量の水分を循環させて呼吸を行うため、水分には粘りが出てきて、泡となるそうです。

このように陸上で生活しているカニでも、産卵の時期には海に出て産卵し、孵化したカニは再び地上に上がって生活するそうです。

陸に住むアカテガニは、雑食性で、通常のカニは水中のものを食べることが多いですが、アカテガニはコオロギなども捕食するそうです。

巣穴は自分で数十cmの穴を掘る事もありますが、ほとんどの場合はほかの個体や種類の掘った巣穴や石垣などを利用するそうです。

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また、特に決まった巣穴や縄張りは持たないそうです。人が近づくと、最も近い隠れ家に身を潜めているそうです。

山で見かけることができるカニの種類は?

アカテガニは陸地で見ることができることはご紹介しました。この他にも、陸上で生息しているカニはいるのでしょうか。沖縄には、オオガニというカニが生息するそうです。

このオオガニは、ほかのカニが鰓呼吸を行うのに対し、肺のような器官で呼吸を行うそうです。そのため、呼吸するために水分を必要としないところが特徴です。

まとめ

カニと聞くと、水辺に生息しているものを思い浮かべますが、ほとんど水のない森や石垣などにもカニは生息しているのですね。アカテガニは、さるかに合戦のモデルにもなっているそうです。確かに、さるかに合戦は、水の中の話ではないですよね。

呼吸も少しの水分を循環しておこなうため、鰓呼吸にも関わらず、少量の水分で呼吸を行うことができるそうです。陸で生活できるカニがいるのには驚きですね。

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