川などで捕獲した淡水カニを自宅で飼育するには、どのような環境を作ってあげたら良いのでしょうか。淡水カニの飼育に必要なものや飼育方法についてご紹介します。
カニの飼育は淡水ではどうする?
まず、淡水カニを飼育するために必要な用具をご紹介します。カニを入れるための水槽が必ず必要です。この水槽は、少し大きいかなと思うくらいの大きさが良いです。
カニ自体はとても小柄ですが、動き回ったり、水辺と陸地を作ってあげる必要があるため、大きめの水槽を準備します。
金魚や熱帯魚の水槽でも構いませんが、プラスチックの衣装ケースなどでも代用することができます。
このほかに、砂利などの陸地になる部分と、水が必要です。カニが身を隠す石や流木などもあると良いのではないでしょうか。
自然の川などで捕獲した場合には、その捕獲した場所に似せてレイアウトしてあげると住みやすいでしょう。
水温はカニの種類にもよりますが、サワガニなどの場合には水温が上がりすぎると弱ってしまうため、日陰の風通しの良い涼しい場所に置いてあげる必要があります。
暑くなりすぎないように注意しましょう。亜熱帯地方などで生息するカニの場合は温かくしてあげる必要があります。
水温を26度程度に保つ必要がある種類もいます。そのような種類の場合には、ヒーターが必要になります。
熱帯魚用のヒーターの場合では、水中に入れて使うことができますが、カニの場合、そこまで水深が深くないため、部屋全体を温めたり、爬虫類用のヒーターなどで、飼育ケース内の環境を整えてあげる必要があります。
水換えは頻繁に行う必要があるそうです。サワガニなどは、綺麗な川に住んでいるため、水が汚れると弱ったり、病気の原因になるそうです。
サワガニが泡を吹いているときには、水が汚れていたり、酸素が不足していることがあるようなので、そのような場合には水換えをすぐに行ってください。
カニの餌ですが、サワガニは雑食性のため、何でもほとんど食べるそうです。例えば、ご飯つぶ、キャベツ、にぼしやしらす、鰹節なども食べるそうです。
しかし、食べる量はとても少なく、2日に1回程度与えるだけで良いそうです。食べ残した場合にはすぐに取り除くようにしましょう。水が汚れる原因になります。
まとめ
サワガニをはじめとする淡水カニの飼育は、とても初心者向きのようです。大きめの飼育ケースと、水、陸地になる砂利と、隠れ家を用意してあげるだけで、飼育を始めることができるそうです。
水温に注意しながら、必要な分だけの餌を与えるようにすると良いそうです。