世界にカニの種類はとても多く存在します。その種類は5000種以上とも言われているそうです。世界最大のカニはタカアシガニと言われていますが、タカアシガニは海に生息するカニです。では、淡水に生息する淡水カニの最大のものは、どのような種類なのでしょうか。
淡水に生息するカニの最大はどのような種類?
陸上で生活するカニやヤドカリの種類の中で、世界最大のものにヤシガニが挙げられるそうです。厳密に言うと、ヤシガニはヤドカリに属してしまいますが、その見た目はカニと非常に良く似ているそうです。
ヤシガニの特徴は、体長は40cmにもなり、脚を広げると1m以上にもなるそうです。体は頭胸部と腹部に分れ、脚は10本あります。
前足の2本に巨大なハサミを持ち、挟む力はライオンの噛む力に比敵するそうです。ヤシの木に登ることもあり、ヤシの実も食べることがあるそうです。
ヤシガニの食性は、先ほどのヤシの実も食べますが、イチジクなどの果実を食べますが、雑食性で、口に入るものは何でも食べると言われているそうです。
繁殖活動は5月から9月の間に行われるそうで、繁殖行動は15分ほどで行われ、その後メスが自分の腹に卵を産み付けるそうです。
その後数ヶ月卵を抱え、卵の孵化に合わせ、海に放出します。その後、ヤシガニの子供は1ヶ月ほど海を漂い、その後、上陸するそうです。
上陸すると、水中で生活していた機能をすべて失ってしまうそうで、陸上をメインに生活する体に変化していくそうです。
ヤシガニをペットとして飼育することもできますが、ハサミの力が強いため、飼育ケースの檻を壊して逃走することがあるそうなので、注意が必要となります。
まとめ
今回、海水ではなく淡水域で生息することができるカニの仲間として、ヤシガニをご紹介しました。実際には、ヤシガニは淡水の中でずっと生活しているわけではなく、陸上で生活していることがほとんどですが、世界最大の海中以外の場所で生息しているカニの仲間のようです。
ハサミの掴む力はとても強く、飼育ケースの檻ですら破壊してしまうことがあるそうです。成長が非常に遅く、成長する速度よりの捕獲されるスピードの方が早いため、絶滅の危険も言われています。本州では見かけることはありませんが、沖縄などで見かけた場合には温かく見守ってあげましょう。