ヤシガニを飼育するには広いスペースと大きなケージが必要ですが、どんなケージがふさわしいのでしょうか。カニやヤドカリのイメージで甘くみているととんでもないことになるヤシガニの飼育ケージ。必要な条件を調べてみました。
ヤシガニの飼育に必要なケージは?
ヤシガニの飼育に必要なゲージの大きさは、1m近くというのが一般的ですね。カニというより、動物のケージという感覚でしょうか。
ヤシガニにはある程度の広いスペースも必要ですが、もう一つ絶対に必要なものが砂です。砂をたっぷりと敷き詰められる深さが必須条件になります。ある意味広さよりも大事かもしれません。
ヤシガニは砂に穴を掘ってその中にもぐって脱皮をしますから、砂も数十センチの深さが必要になってくるのです。
ヤシガニは巨大な爪を持っていることで有名ですが、あの爪の威力は絶大で、いろいろなものを破壊します。薄いプラスチック製のゲージなどは簡単に破壊して脱走します。
プラスチックの衣装ケースなども破壊するそうです。
また、木のぼりが得意なため、ゲージにある程度の深さがないと、よじ登って脱走してしまう可能性もありますね。木によじ登るのですから、当然ハサミだけでなく足の力も絶対強いはずですし。
脱走のリスクをつねに背負わなければならないということになります。普通のカニが脱走しても危険なイメージなのに、ヤシガニが脱走して巨大な爪で何かしでかすのではないかと考えるだけで怖いですね。家の中ならまだしも、外出した形跡を残し行方不明にでもなったら大変なことになりそうです。
ヤシガニは高温多湿を好みます。風通しのいい涼しいケージではいけないということになりますね。高い保湿性が保たれる材質の容器でないといけないということです。
まとめ
生物の生きる環境はそれぞれ違うので、飼育の場合それを整えてやることが一番始めにしなければいけないことですが、同じような高温多湿のカメなどと違って、パワーがあるだけにかなりやっかいです。ケージ選びはとにかく強固なものをが原則となりますね。