ヤシガニの飼育が成功するかどうかは、脱皮にかかっているといっても過言ではないでしょう。脱皮はそれほどの重大事です。いいかえれば脱皮さへ乗り越えればヤシガニの飼育は可能だということになります。ヤシガニの脱皮の重要事項を調べてみました。

ヤシガニの飼育に必要な脱皮

ヤシガニ 飼育 脱皮

ヤシガニは1年に1~2度脱皮し、それを数回繰り返して成長していきます。ヤシガニの脱皮には兆候があります。

ヤシガニは脱皮に水分を必要とするため、お腹の中に水分をためこみます。そのため一カ月くらい前からお腹が膨らみ始めます。日がたつにつれお腹の膨らみはパンパンになっていき、次第に餌も食べなくなっていきます。

ヤシガニは脱皮を砂の中で行います。砂の中は湿度が高い環境が整うからです。砂にすっぽりと体が埋まるくらいの穴を掘り、その中に潜り込んでの脱皮になるので、外からではその時点で見えなくなりますね。

見えなくなりますが、砂の中ではじっとして動かなくなっている状態です。

脱皮にかかる日数は、小さなヤシガニでは2~3日、大きいのになると一カ月近くかかるものもいます。

脱皮した後のヤシガニの体は柔らかい状態です。ヤシガニは自分のカラを食べてしまうことで知られています。カラを少しずつ食べている間に、次第に体も硬くなっていくのです。

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基本砂の中で脱皮をするヤシガニですが、砂上で脱皮ができる場合があることもわかっています。とはいえ失敗も多いのが実情。

砂上での脱皮は水分が不足するためというのが理由と思われますから、十分な湿度や水分があれば脱皮可能といえるかもしれません。

ですが、やはりヤシガニの飼育下における脱皮はむずかしいのが現実です。

一度成功しても何度も成功できずに、最後までヤシガニを飼いきることは不可能に近いと言われています。

まとめ

数が減ってきているというヤシガニです。飼育する場合は脱皮の条件がそろう環境を作って飼育することが大切です。ただ餌を与えていればいいというわけにはいかないのがヤシガニの飼育になりますね。

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