海の中では素早い行動をするショウジンガニを飼育する人が居ます。飼育も食べる事が目的で育てていると言う人もいれば鑑賞用として純粋にショウジンガニを楽しみたいと考える人もいます。繁殖期に入り増えたカニを育てる事でいつでも食べる事が出来るかも知れませんよね。

でも、ショウジンガニの飼育って難しくないの?そう思う事はありませんか?狭い水槽の閉鎖的な空間で快適に生活が出来るものなのかと思いますよね。そこでショウジンガニを飼育する方法について調べてみました。

ショウジンガニの特性を知って飼育してみよう!

ショウジンガニ 飼育

ショウジンガニを飼育するにはどんな事をして育ててあげると良いのか?飼育する理由は何であれ半年やそこらで全滅しては育てる意味がありませんよね?では、ショウジンガニの飼育はどんな事をしたら良いのか探ってみましょう。

どんな環境を好むのか?

ショウジンガニは太平洋西部の熱帯域から温帯域に広く分布していて日本でも多く見られます。熱帯域から温帯域を好むショウジンガニは東北地方より南の地域で見られますが水質の悪化には弱い性質がありますので飼育下では水温と水質に気をつけなければなりません。

ショウジンガニは何を食べて生きているのか

飼育する為にはしっかりとした環境も大事ですが餌を与えるのも大事です。どんな餌をショウジンガニが食べるのか?海で生きているショウジンガニは日中は岩陰などに身を潜めている事が多く夜になると活発に活動を始め貝や海藻などの他に小動物などを食べる雑食性と言われています。飼育環境の中ではオキアミや海藻などを与えると良いでしょう。

飼育に必要な環境は?

コメツキガニやキンチャクガニの様に体が小さい小型のカニなら水槽はそれほど大きくなくても飼育していけますがショウジンガニは甲羅の幅が最大でも6cmくらいと大きさもそれなりにあり小さな水槽での飼育は難しいでしょう。

出来る限り大きめの水槽で数を少なく飼育してあげると良いかも知れません。飼育には水流や岩礁を思わせるような岩場、暗くなると餌を求めて動く習性がありますので光のあまり当たらない様な場所など作る必要があります。

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繁殖時期はいつなのか?

飼育をしていると気になるのは『繁殖期』です。増やすなら繁殖期も知っておく必要がありますよね?ショウジンガニの繁殖は4月辺りから始まり本格的に夏になる7〜8月辺りに産卵のピークを迎えます。産卵前はメスのお腹にある蓋の部分にギッシリと外子が見えてくるでしょう。

足を切り落とす?

ショウジンガニの面白い生態として敵に捕まったら自らの足を根元から切り落として逃げると言われています。根元から切り落としてしまうので足が無くなりますが脱皮を繰り返す事で足が成長して伸びてくると言われています。生きていく為に進化したのでしょうね。

まとめ

ショウジンガニは漢字で『精進蟹』と書きますが昔は精進料理として食べられていたのでしょうか?長い歴史の中で逃げる為に根元から足を切り落とすなんてとても出来る事では無いですよね。もしショウジンガニを食べる機会があれば是非、足を確認してみてはどうでしょうか。

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