中国に生息するチュウゴクモクズガニというカニを知っていますか?イワガニ科のカニの一種で昔は「シナモクズガニ」と言われていましたが、今この名前で呼ぶ人はほとんどいないようです。日本では「シャンハイガニ」と呼んでいるようです。日本にも生きたカニが中国から輸入されることがあるそうです。

そんなチュウゴクモクズガニは、どんなカニなのでしょうか?今回は、チュウゴクモクズガニの生態や特定外来種に指定されているのかについてご紹介します!

チュウゴクモクズガニは特定外来種に指定されている!?

チュウゴクモクズガニ 特定外来生物

2006年に日本では特定外来種に指定されているため無断で飼育する事はできず、許可を受けた業者だけが輸入する事ができるようです。9月は中国人にとってカニを食べる季節で中国では高級食材になります。近年では環境汚染などによってチュウゴクモクズガニが捕れなくなり価格は値上がりしていく一方のようです。

主な産地は長江沿いで、はさみは金色、毛は黄色、甲羅が四角く青緑色をしていますが、蒸したり煮たりすると鮮やかなオレンジ色っぽい色に変化していくようです。

チュウゴクモクズガニの親のオスとメスは産卵をするために、海岸や河口に場所を移動し産むそうです。チュウゴクモクズガニは、お腹は薄い灰色でオスは三角形、メスは俵型をしているのが特徴のようです。

チュウゴクモクズガニは雑食性ですが、植物食に偏っており主に甲羅類、貝類、小魚、水生昆虫、水草、稲の苗などを食べて生活しています。

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チュウゴクモクズガニは、淡水生なので「清水蟹」とも言われ幼生の時は海水から汽水域で育つようです。

産卵は秋に行われるため、その時期になると海辺に移動し、交尾が終わるとメスは海水中で0.4mmととても小さな卵を産むようです。

まとめ

今回は、特定外来種チュウゴクモクズガニの生態についてご紹介しました。日本では2006年に特定外来種に指定されたようです。日本でチュウゴクモクズガニを無断で飼育することも拾ってくることも違法になるので注意が必要です。チュウゴクモクズガニは、中国では高級食材となっていますが、近年環境汚染などで獲れる量が少なくなり、価格が上がっているそうです。

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