ライブロックで海水魚飼育をする方が増えている中で、ヤドカリやエビの飼育は人気を誇っているもののカニの飼育が伸び悩んでいます。こういった傾向はカニと特徴を知らないので起こります。「どのようなカニが魚などを捕食してしまうのか!?」「なぜカニを水槽に入れるとレイアウトが崩れてしまうのか!?」このような悩みの解決と、カニは種類によってカニを水槽に入れても全く問題ないというカニがいたことについてお話します。

カニを水槽に入れると魚などを捕食してしまうことや、せっかく組んだレイアウトまでも崩してしまう危険があるため人気がないですが、そんなカニの種類やカニが持つ面白い生態について紹介するので安心して飼育が出来るようになりますよ。

ライブロックで暮らすカニの種類を教えて!?

ライブロック カニ 種類

㈰エメラルドグリーンクラブ

エメラルドグリーンクラブはライブロックに付いている“コケ”を食します。エメラルドグリーンは一部を除いた草・藻であれれば問題なく食べるようです。具体的には茶ゴケ、緑色状のコケ、モワッとした緑色の藻、タワシのような硬い海藻(シオグサ)などです。特に柔らかなモワッとした緑色のコケは大好物なのでもしエメラルドグリーンクラブを飼育しようと思われたら参考にしてみて下さい。ハサミでむしって食べるようです。ただ注意しなければならないことがあります。エメラルドグリーンクラブはライブロックを歩き回るためライブロックをしっかり固定していないと、ライブロックを倒されてしまう危険があります。なのでライブロックは水中ボンドなどであらかじめ固定しておいたほうが良いです。

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㈪キンチャクガニ

キンチャクガニの食事方法はライブロックの下の砂に潜んでいるウミケムシを足でほって食します。砂の中の有機物やウミケムシを食べているようなので水槽に与える影響は極めて少ないです。キンチャクガガニは通常のカニに食性が近く活きイトメや冷凍ブラインシュリンプもよく食べるようです。ただキンチャクガ二の生態についてはまだ謎な点が多いのが実情です。キンチャクガニが共生しているイソギンチャクについても明らかになっていないためとても興味深いですね。

まとめ

ライブロックには今回紹介したカニだけではなく、まだまだ他の種類のカニも生息できますが今回紹介したカニは飼育方法さえ間違えなければ全く問題ないカニの種類です。ぜひ、参考にしてみて下さい。

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