ダイビングをしていると色々な魚や綺麗なサンゴ礁など目にする事があります。むしろダイビングをしなければ見る事が出来ないものも数多く存在していますがダイビングをしなくても見つけられる可愛らしいカニを知ってますか?キンチャクガニと言うカニで両手に持ってるイソギンチャクがポンポンの様に見えて応援してくれている様な動きをするカニで、その可愛らしさから多くの人を笑顔にしてくれます。
そんなキンチャクガニを見てみたいけど、どんな生態をしているのか?そこでキンチャクガニの生態について調べてみました!
キンチャクガニ生態
ポンポンを振って応援してくれている様に見えてしまうキンチャクガニの動きが可愛いと人気のあるカニは日本でも見る事が出来るカニです。普段、珍しい生き物はダイビングをして探したりする事が多いのですがダイビングをしなくても生息している地域なら見る事が出来るので良いですよね。
でも、どこでどんな生活をしているのか気になりませんか?少しキンチャクガニの生態について探ってみましょう。
キンチャクガニとは?
オウギガニ科キンチャクガニ属に属するカニでboxer crabとも呼ばれるカニです。両手に持ったイソギンチャク(カニハサミイソギンチャク)がグローブの様に見える事から呼ばれていますが日本ではチアガールなんて呼ばれています。
体長は1〜2cmほどで思っていたカニとは違い、とても小さく可愛らしいカニです。
生息場所
一言でカニと言ってもたくさんいて種類によっては深海にいたり浅瀬にいたりと様々です。そんな中でもキンチャクガニは浅場のサンゴ礁や岩礁などに居ます。主にインド洋や太平洋域に生息しています。
日本での分布
キンチャクガニは日本でも見る事が出来て日本での分布としては伊豆大島や小笠原諸島、奄美大島など比較的に水温の高い暖かい地方で見られます。
面白い研究結果?
キンチャクガニについて研究をしている機関があり実に面白い研究結果があります。
まず1つ目に『イソギンチャクはいつから持っているのか?』ですが、はっきりとした事はまだ分かりませんがまだ2mmくらいの個体が既にイソギンチャクを両手に持っていたと言う報告があります。どこから持ってきたのでしょうね?
続いて2つ目に『イソギンチャクは分裂も可能』実験でキンチャクガニの片方のイソギンチャクを人工的に取り片方しか無い状態で様子を見たら、ある方からちぎって両方で持つと言われています。大きさに違いがありますが数日もしてくると同じくらいの大きさに成長していたなんて話もあります。野生の個体は持ってる個体から奪い取る事もあるなど意外と行動派なカニなんですね。
まとめ
キンチャクガニはカニハサミイソギンチャクを両手に持ち身を守っています。応援している様に見える行動は実はイソギンチャクで身を守るために威嚇している姿だったんですね。