砂浜で見かけることも多いスナガニですが、スナガニの生態ってなにかご存知でしょうか。カニの仲間なのだろうなということは分かりますが、それ以外については謎が多いのも現状です。今回は、スナガニの生態に的を絞って調べていきたいと思います。

スナガニの生態とは?

スナガニ 生態

さて、基本的には海岸の砂浜に棲んでいるスナガニですが、どんな生態をしているのでしょうか?まず寝床の巣穴ですが、基本的に砂浜の満潮時よりも上の位置にあり、数十センチから1メートルほどの深い穴を掘って棲んでいるのです。動作はカニの中でも、トップクラスのスピードで走る事ができ、そのスピードは人間の小走りくらいのスピードと言われています。また、急な方向転換もできる身のこなしのため、捕まえようとしてもなかなか捕まらないカニです。もし、捕まえたい場合は、砂浜の外にいるスナガニではなく、巣穴に潜んでいるスナガニを狙う方が捕まえやすいかもしれません。スナガニの体の特徴としては、眼柄は角膜部が膨らんでいており、巣穴に入るときは眼柄を倒して目の横のくぼみに収納する仕組みになっています。

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また、カニの中でも視力が非常に良いと言われています。はさみ脚は、左右の大きさが違い、大きいほうの鋏の内側に発音器官があるのです。スナガニは、基本的に夜行性です。夜間に砂浜を徘徊し、浜辺に打ち上げられた動物の死骸や藻類を食べたり、砂浜に生息する小動物なども捕食する事があるようです。

また、スナガニは警戒心が強いカニです。特に昼間に活動しているスナガニは非常に警戒心が強く、動いているものが目に入るやいなや、巣穴にすぐさま逃げ込みます。例えば、人間が巣に接近すると数十m離れていても巣穴に逃げ込み、一旦巣穴に逃げ込んでしまったスナガニはしばらく出てきません。

まとめ

スナガニは、私たちが良く頂く食用のカニとは少し異なる性格も持っていますし、足の速さよ目の良さは断トツで優れているカニでした。カニと言われると想像するカニとは少し違うかもしれませんが、赤い色のカニのイメージよりは透明感のある見た目の綺麗なカニになりますので、見た目も楽しめると思います。

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