イソガニの特徴は、脚に黄色い縞模様がある事です。
甲の部分にもまだらに模様が入っています。
また、小さい事も特徴です。
もちろん飼育をする事も可能ですし、日本各地で見かけます。
そんなイソガニですが「イソガニ」という名前のついているカニは他にも数種類が存在しているのです。
イソガニという名前がついていない場合でも、形態、生態が似ている種類も多いという事が特徴です。
イソガニの種類は?
イソガニという名前の付いたカニですが、種類としては8種類程度存在しています。
その中の数種類を紹介していこうと思います。
まずは「ケフサイソガニ」です。
このカニは日本全国の海岸で見る事が可能で、内湾沿岸での個体数が多い事が特徴です。
イソガニに似た姿をしているのですが、ケフサイソガニという名前の通り雄のハサミ部分の付け根に毛が生えています。
ケフサイソガニという名前はそこから来ているのですね。
なんだかユニークな由来ですが、カニにはケガニという種類もいますよね。
ケガニも、毛が生えているという事が名前の由来となっています。
甲幅は約30mmで、北方では大型となります。
その大きさは約35mm程度に達すると言われています。
次に「タカノケフサイソガニ」です。
こちらは、以前はケフサイソガニと同じと言われていた種類です。
しかし、現在ではケフサイソガニとは種類が分けられています。
タカノケフサイソガニも日本各地で見る事ができます。
大きさは甲幅が30mmなので、ケフサイソガニと変わりませんね。
ハサミの脚部分、指の所の根元に毛が房となり生えています。
そして「ヒメケフサイソガニ」です。
ケフサイソガニに「ヒメ」がついているので、なんとなく可愛らしいイメージのある名前ですよね。
こちらは甲幅が10mmなので、とても小さなカニです。
その部分もなんだか可愛らしいですね。
形はケフサイソガニと似ています。
しかし、ケフサイソガニには雄のハサミにしか毛の房がないのですが、ヒメケフサイソガニの場合はメスのハサミにも毛の房が存在しています。
さらには脚の長さでも見分けがつくとされています。
ヒメケフサイソガニは脚が短い事が特徴です。
その他、スネナガイソガニ。
こちらはとても小さく、ケフサイソガニの種類でも一番に小さなカニです。
甲幅は4mm程度しかありません。
そしてその他には、タイワンヒライソモドキ、ヒライソガニ、アカイソガニ、ヒメアカイソガニなどが生息しています。
まとめ
イソガニには様々な種類がいるのですね。
名前にも特徴が出ていたりして、とても面白いのではないかと思います。
日本各地、どこでも見られる種類からそうではない種類まで様々ですが、一度は生で見てみたいカニ達ですね。