タカアシガニは生きた化石と言われます。それは古代から今まで続いている生物です。主に日本の岩手から九州の太平洋岸に生育しています。しかし台湾、東シナ海でも発見されています。
水深200mから1500mくらいまでにいます。春の産卵期には水深50m程度の所まで移動して産卵します。その時期には漁獲は中止となります。
タカアシガニの大きさは?
タカアシガニの大きさは、3~4mといわれていますが、中には5m近い物もいるようで、これはイギリスの遠洋の漁師が太平洋まで漁にきて取った物なんですが、かなり大きいですね。
タカアシガニは日本では食用にされるほど漁獲されており、珍しくはありませんが、海外の方が人気が高いようです。
タカアシガニの特徴
タカアシガニの特徴は何と言っても長い足ですね。普通カニは横に移動しますが、このカニは自由に移動する事ができます。カニの中では一番大きい蟹です。鋭いハサミをもっていて。敵がきたり、ストレスがたまると自分で自分の脚をきったりしています。
寿命についてですが、推定なんですが100年という説もあるのですが定かではありません。生まれたばかりは1,5mmなんですが、脱皮を繰り返しながら大きく成長しますが、その過程は定かではありません。これが面白いんですが脚を前に出して座る姿勢をとるんですよ。あたかも疲れて座ってしまうといった感じです。タカアシガニを飼育するには大きな水槽を持つ水族館でしかできませんね。餌は小魚やエビやイカを食べますが好き嫌いがある様で嫌いな物は長い足でほうってしまうようです。おもしろいですね、わかっているんですね。
交尾にはオスが長い足を使いメスを閉じ込める形にしてしまいます。これは水深の深いところにいるので、後尾をするとの事です。食用で、網で漁獲されます。季節はいろいろですが旬は12月から2月の寒い時期ですが。この時期のタカアシガニは質が良く美味しい様です。
まとめ
生きた化石と言われるタカアシガニですが、古代からその形態を維持しています。その大きさは3m~5m近くまでのものがいます。長い足で自由に移動します。生息地の分布は岩手から九州の太平洋岸に生息しています。台湾や東シナ海にもみられました。
食用のために漁獲はされていますが、産卵期には中止されます。自然界の大切な生き物は残すようにされているのですね。